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建設業の資金調達にファクタリングが選ばれる理由

建設業界で事業を営む中小企業経営者の悩みのひとつに、資金繰りが挙げられます。建設業界は、1案件に対してさまざまな業種との関わりが必要です。特に、中小建設業の場合は大手建設業の下請け、または孫請けといった形で仕事を受注していることも多く、それぞれの入金と支出のずれに悩む経営者も少なくありません。
また、お金の流れや支払いサイトも独特のため、資金繰りを悪化させる可能性が高いという特徴もあります。そのため、業界の特徴を理解した上で、適切な資金調達を行わなければ、売上があっても資金難に陥る可能性があるのです。
ここでは、建設業界における事業資金の問題点と、解決するために効果的な資金調達の方法であるファクタリングについて解説します。

建設業が抱える事業資金問題

建設業が抱える事業資金問題

まずは、建設業が抱える事業資金に関する問題について知っておきましょう。建設業界特有の慣習や性質によって、建設業を営む中小企業は資金難に陥りやすい場合もあるのです。

1件あたりの受注金額が大きい

建設業界では、1件あたりの受注金額が数百万~数千万円に及ぶこともあります。このような高額な受注を受けた場合、納期後の入金のタイミングで入金の遅延が発生してしまうと、資金繰りが大きく左右されてしまいます。
例えば、1ヵ月の売上が同じ500万円の会社であっても、10万円の受注×50件であれば、そのうちの1件の入金が多少遅くなったからといって、大きな問題にはならないでしょう。しかし、500万円×1件の場合、入金の遅延で致命的な資金難に陥る可能性があります。

また、遅延がなかったとしても、締めと支払いのタイミングによって問題が起こることもあります。これも、1件の受注金額が大きければ大きいほどリスクとなるでしょう。
例えば、「3ヵ月かけて1,000万円の仕事をした」というような場合、工事完了までのあいだ、着手金だけで材料費や人件費などの支払いを工面しなければならない可能性もあるのです。

下請け業者に支払う額が大きい

先述のように、1件あたりの受注金額が大きいということは、その分支払う金額も大きくなります。社員に対する給料や事務所コストのほか、下請けの職人への工賃、材料費、外部の協力企業への支払いなど、建設工事を行うためには、さまざまな支払いが数多く発生します。

これらの支払いが、必ず入金よりも後になるとは限りません。大きな現場になればなるほど、それぞれのタイミングで別の業者が工事に入ることになるため、工事全体の完了日よりも前に、下請けへの支払い期日がくることも珍しくないのです。
少額であれば、多少締め日が違っても対応できるかもしれませんが、建設業では、仕入代金や下請け代金も大きくなりがちですから、当座の現金がないと支払い不能に陥りかねません。

工事完了から入金までが長い

締め日と支払い日は、企業との契約によって決まるものですが、建設業界では、工事完了から入金までに2~3ヵ月かかることも珍しくありません。さらに、約束手形での支払いとなると、現金化までに約4ヵ月前後の時間がかかってしまうこともあるのです。

一方で、光熱費や家賃、人件費などの支出は毎月発生します。下請けや仕入先の中には、月末締め翌月末払いの会社もあるでしょう。そのため、支払いは当座の貯蓄などで行って、入金を待つ必要が出てきます。しかし、通常よりも大きな工事をして仕入代金などがかさんだ場合や残業代が膨らんだ場合など、不測の事態が起こってしまうと、すぐに手元資金が不足することがあるのです。

代金の減額を依頼される場合がある

大手建設業からの依頼で下請け工事を行う場合、受注側として弱い立場にあることから値引き交渉をされ、見積額よりも減額した金額で請け負わざるをえないこともあります。その場合、支出とのバランスが崩れて、資金繰りに困るといったケースも少なくありません。
また、工期の遅れや仕様変更など、工事中のトラブルや事情によって、予定になかった値引きをせざるをえなくなる可能性もあるでしょう。
工期が遅れると、それだけ引き渡し日も遅くなることから、入金日も後ろにずれることになります。支払いのタイミングがそのままで入金が遅れれば、それだけ資金繰りにも大きな影響を及ぼします。

一時金が不足しがちな建設業の資金調達方法

一時金が不足しがちな建設業の資金調達方法

建設業界では、入金と支払いのタイミングのずれや高額な案件が多いといった側面から、一時的な資金不足が起こりやすく、資金繰りに悩む経営者も少なくありません。
将来、入金があることが確実でも、支払い期日の時点で手元にお金がなければ、支払いをすることはできません。そこで、一時的な資金難をクリアするために、何らかの方法で資金を調達する必要が出てきます。
続いては、建設業界の会社におすすすめの資金調達方法である、「融資」と「ファクタリング」について解説します。

融資による資金調達

融資は、多くの企業が利用している資金調達方法です。当座の運転資金を確保したり、設備投資を行ったりする際に役立ちます。日本政策金融公庫や銀行、信用金庫など、融資を受けられる金融機関は複数あります。
なお、緊急時の資金借入方法に、カードローンやキャッシング、ノンバンクからの借入れもあります。これらは利率が高いため、一時的なつなぎ資金の調達のためであっても積極的な利用を控える企業が多いでしょう。

融資のメリットは、分割しての返済が可能で、日本政策金融公庫からの借入れであれば、比較的利率が低く抑えられるという点です。
ただし、融資を受けるには審査に通過する必要がありますし、融資実行までに時間もかかります。また、審査に落ちた場合の資金繰りについても、事前に検討しておく必要があります。融資を受けられる金額には限りがありますし、あまり多額の融資を受けていると、「資金繰りが健全でない会社である」という評価を受けるリスクが高まります。

ファクタリングによる資金調達

ファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に売買・譲渡することで、早期に現金化する方法です。融資ではないため、すでに借入れを行っていて、これ以上融資を利用できないという企業や、借入金額を増やしたくないという企業でも利用することができます。
建設業界の会社にとっては、おもに下記のような理由により、ファクタリングの利用がおすすめといえるでしょう。

一時金の調達に適している

ファクタリングは、数ヵ月後に支払われる予定の売掛債権をファクタリング会社に譲渡して、譲渡金を受け取る資金調達方法です。つまり、ファクタリング会社に手数料を支払うことで、入金のタイミングを早めることができるのです。
入金と支払いのタイミングのずれによって一時的な資金難に陥ってしまった会社にとって、これは大きなメリットとなるでしょう。

スピーディーに現金化できる

ファクタリングは、最短即日~平均2日程度で売掛債権の現金化が可能です。融資のように、実行までに長い時間がかかるということはありません。そのため、急ぎで現金が必要というときにも適しています。
なお、ファクタリングには、ファクタリング会社とファクタリングを申し込んだ会社の2社のみで取引が完結する「2社間ファクタリング」と、2社に売掛先を加えた3社で取引をする「3社間ファクタリング」があります。3社間ファクタリングの場合は、2社間ファクタリングよりも手続きに時間がかかる可能性が高くなります。

中小企業でも利用しやすい

ファクタリングは、保証人・保証金・担保なしで利用できるサービスです。不動産などを保有していない中小企業や、一人親方の個人事業主でも利用が可能です。

建設業の一時的な資金難にはファクタリングが便利

建設業の一時的な資金難にはファクタリングが便利

建設業では、入金と支払いのタイミングのずれといった問題から、一時的な資金繰りの悪化が起こりやすい現状があります。このような一時的な資金の調達には、ファクタリングの利用が便利です。ファクタリングを利用すれば、入金のタイミングを早めることができるため、毎月の支払いの心配をする必要はなくなります。
MI Visionでは、これまでに多くの建設業界の経営者の方からのご相談・ご依頼を受けています。資金繰りについてお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。